マレーシア華人の祝日「チャイニーズニューイヤー」

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皆様、こんにちは。マレーシア担当Xでございます。今マレーシアでは春節「チャイニーズニューイヤー」をお祝いしている最中です。マレーシアの華人(華僑)は昔、中国からマレーシアに来たので、マレーシアでも中国と同じ春節をお祝いしています。

マレーシアでは「Chinese New Yearチャイニーズニューイヤー」と呼ばれることが多いです。マレー語では「Tahun Baru Cina タフンバルチナ」と呼びます。今年の春節は2月1日から2月15日まであります。春節は毎年日にちが変わりますが、合計では15日間の春節をお祝いします。

始めは日本と同じ大晦日があります。大晦日の時、朝は祖先を祀り、数世代にわたる家族が円卓を囲んで、一緒にご飯を食べます。大晦日は、華人たちの間では特に大切な日です。久しぶりに家族一緒でご飯を食べるからです。

その中で、一番代表的な食べ物は「イーサン」 中国語で「魚生」という食べ物です。イーサンは様々な材料が入っていて、食べる前にお箸で高いところまでつかみ上げ、縁起の良い言葉を言いながら混ぜ合わせます。

実物はこんな感じです。食材は刺身、人参、キュウリ、レタス、ガリ、ポメロ、ピーナッツ、ゴマ、五香粉、コショウ、ごま油などを使いますが、それぞれには意味があるとのことです。

日付が変わり正月初一になると、爆竹を鳴らし、打ち上げ花火を上げます。大きな音を出すことで、悪霊をびっくりさせて追い出し、新年の安全を願うという意味があります。また、大晦日の夜に、両親や年上の人が長生きするよう願って寝ずに新年を迎えるという風習があります。中国語で「守岁」と書きます、意味は両親や年上の人に代わって年を守ることです。そのため、皆は寝てしまわないよう深夜にお寺に行って幸せを祈る人もいます。

また、私の両親はいつも日付が変わり春節になる時に、お年玉をあげる風習があります。マレーシアではAngpao「アンパオ」といい、中国語では「紅包」と書きます。両親のほかには、既婚者の親戚や、ご近所さんからももらったりします。社会人として仕事をするようになりましたので、私も両親にAngpaoをあげています。Angpaoを受け取る時には、「新年快乐 !」(シンニエン クアイラー) や英語で「Happy New Year! 」などの新年をお祝いする言葉を言ってから受け取る風習があります。

Angpaoは写真のように赤い封筒です。デザインも様々で、春節の時期になるとお店で買い物をすると無料でもらえたりします。

正月初二は結婚した女性は夫と一緒に実家に戻ります。そのため、「夫を迎える日」と呼ばれています。正月初三は喧嘩になりやすいと考えられており、新年の挨拶をするのは適切ではありません。新年の4日目は、えびす、中国語では「财神爷」を迎える日です。そのような形で、その15日間は伝統や習慣に応じて、さまざまなお祝いを行います。

その中でも特に中国の福建人に対して(福建人は民族の一つです)、正月初九(正月初八の25時)の時に、大きなお祝いをします。この日は天の最高神である玉皇大帝の誕生日であり、通称「天公盛」と言われています。それは福建人にとって一番大きなお祝いです。それは昔戦争時に、福建人はサトウキビの森に逃げ隠れました。サトウキビの森に逃げることで神が自分たちの命を救うと信じていたので、毎年正月初九の朝にサトウキビで天の神を崇拝します。

つまり、春節では家族や友達と集まって食事をしたり、神社へ行ってお祝いをします。早く日本のお正月を体験してみたいです。


それでは、また今度ね^^

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